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Four decades and Mishima Yukio

衝撃の三島事件から40年が経とうとしている。「憂国忌」を主催する三島由紀夫研究会が編集した、「憂国忌」の四〇年ーー三島由紀夫氏追悼の記録と証言」が並木書房から出版された。当方ブログは、ご恵贈と言うことで一冊頂戴したが、「三島由紀夫先生の没後40周年を記念して過去の記録を整理し、後世に残そうと企画されたもので心血を注いで作成しました。」と挨拶状に書いてあった。

今年の憂国忌は、11月25日(木曜日)四時半開場で、午後五時開会の予定で、九段会館大ホールで、開催される。会場分担金は1000円で予約などはいらないので、当方ブログの読者の参加をおすすめする。憂国忌の代表世話人は、宮崎正弘先生である。

昭和46年11月に、林房雄氏によって書かれた「憂国忌趣意書」は次の通りである。

「 三島由紀夫の思想と行動の意義は、日本人の心に静かに浸透し、理解されつつある。特に、戦後育ちの青年層への影響の強さには驚くべきものがある。

 「憂国」とは何か?愛なきところに憂いはない。自己を、家族肉親を、国を、世界を、人類を愛し、その危機を予感するとき、憂いは生まれる。

 我々は人類を愛し、世界の危機を憂える。但し、この危機に対処するためには、諸国民はひとまず国境の内側で立ち止まらなければならぬ。世界と人類は今日ではまだ具体としては存在せず、未来に属する概念であり理想である。我々は己の生まれ育った国の危機を解決して初めて世界と人類の未来に通じる道を開くことができる。

 日本人にとっては、日本という国は生きた伝統と道統を持つ生きた共同体である。この国が亡びたら、日本人の世界と人類への道は閉される。敗戦以来二十六年、日本の伝統・道徳・教育・思想・風俗はひたすら亡びへの一路をたどりつつある。この頽落を見ぬいて、日本を愛するが故に日本を憂うる三島由紀夫の「憂国の思想と行動」が生まれた。

 憂国の精神は、自己愛と肉親愛をこえる。三島由紀夫はそれを行動で示した。この捨て身と献身は日本の誇るべき道統である。彼はせいぜん、「自分の行動は二,三百年後でなければ理解されないだろう」と書いたが、理解は既に始まっている。理解者は日本人にかぎらず、外国人の中にもいる。それが世界と人類の未来への道を開く行動であるからだ。

 まず少数の理解者が彼の精神を想起し拡大する「憂国忌」に集まろう。「二、三百年後」という嘆きを、五十年、十年後にちぢめて、三島由紀夫の魂を微笑せしめるために。」

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