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Nobel Peace Prize

まず、ノーベル平和賞についての理解を深めたい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E5%B9%B3%E5%92%8C%E8%B3%9E

「1935年に受賞したカール・フォン・オシエツキーは、受賞時にはドイツの政権を奪取していた国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)のゲシュタポの手により強制収容所送りにされていた。彼に対する平和賞をナチズム批判の明確な意図があるとして、ヒトラー政権はその後ドイツ人がノーベル賞を受け取ることを禁止した。」獄中に与えられた例は、オシエツキー、アウンサンスーチー女史の例を入れて三例である。旧ソ連時代のサハロフ博士は、軟禁に近い制限された状態にあった。物理学賞2名、文学賞1名の中国人が受賞した例があるが、いずれも、中国国籍を離脱している。

劉暁波氏の経歴は、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%89%E6%9A%81%E6%B3%A2

http://en.wikipedia.org/wiki/Liu_Xiaobo

英文の解説もある。

http://en.wikipedia.org/wiki/2010_Nobel_Peace_Prize

10月7日に、ノルウェーのテレビ局は、劉暁波氏が、ノーベル平和賞の候補者となっていることを報道した。候補の数が最も多い数となっており、237件の候補者となっており、そのうち38件は個人ではなく団体であると、ノーベル委員会は発表している。ノーベル平和賞に劉氏を推薦したのは、国際ペンクラブである。当ブログが紹介したように、国際ペンクラブの会長は、グロバリズムの崩壊を書いた、カナダ人のジョン・ラルストン・ソール氏である。つい、先月にも、来日していた。

一月18日には、チェコのハベル元大統領、ダライ・ラマ、アンドレ・グラックスマン、ヴァルタン・グレゴリアン氏などが、劉氏を推薦する手紙を提出した。一方では、14人の中国の体制批判をする活動家からは、劉氏の姿勢は、精神運動としての法輪行を放棄しており、また、中国の政治指導者に対する劉氏の発言は生ぬるいとして、批判する意見も寄せられた。もちろんのこと、中国外務省は、ノーベル委員会に対して警告を出した。フランス通信の報道では、六月にオスロの中国大使館で行われた会合において、中国の外務副大臣のfu yingから、劉氏に平和賞をあたえないようにとの警告が、ノーベル委員会のルンデシュタット事務局長に対して行われたと報道した。ノーベル委員会は、中国の反対に影響を受けないとの声明を発表した。平和賞の発表直前に行われた、劉暁波氏の夫人との電話では、警察が劉氏の自宅に入っており、電話に応対することが出来ないと語った。10月8日に、オスロで発表されたが、選考過程の早い時期で受賞が有力視されたと、委員長が述べている。

2009年の12月25日から、投獄されている劉氏本人に、受賞の知らせが届いたかどうか不明であったが、夫人が監獄に連れて行かれると述べたという。午後二時頃には、劉氏のアパートの近辺に友人や支持者の他に、ジャーナリストが100人程度集まったが、警察によって追い払われたという。当日の中国のテレビは、劉氏の名前すら報道しなかった。中国共産党の宣伝通信社である新華社が、文学賞のことだけを報道したので、それに他のメディアは追随した。インターネットのsina.comや NetEaseも、ノーベル賞に関する記事を削除した。

ネットの検索では、劉暁波や、ノーベル平和賞が、検索できないようになった。キーワードとして仕えなくなった。国務院の情報局の命令があり、他のメディアに対しては、中央宣伝部からのノーベル平和賞受賞のニュースを流さないようにとの命令が行われたという。中には、ノーベル賞を批判する形式を酉ながらノーベル賞の中身に触れるニュースも、小さい扱いながら見られたが、それすらも、発禁となった。海外のBBCや、CNN等は直ちに、信号が切断され、画面がくろくなった。広東省では、香港からのテレビの中継が映らないように、六時のニュースの八分間が観られないようになった。

その後の一週間の間に、中国は、政治宣伝として反撃の体制をとり、17日からは、新華社を先頭にして、ノーベル賞攻撃を開始した。中国共産党が人権問題の改善に努力していると報道したことはもとより、ロシアや、サウジアラビアに於けるノーベル賞批判を紹介したり、パキスタンの外務省が、ノーベル賞の授与が国際法の内政非干渉の原則に違反していると述べたなどとの報道を盛んに行った。環球時報は、上海、北京、広州で電話調査を行ったとして、58.6%が、ノーベル委員会が中国に謝罪すべきだと述べたとの報道を行った。中国は、在北京のノルウェー大使を呼び出して正式に抗議を行っている。外交部の報道官は、中国の司法に対する不敬であると同時に、ノーベル賞の真の意図を疑うと述べて、国営テレビでは、Blasphemyと激しい形容を使って非難した。その後、漁業分野での大臣会合を土壇場で中止している。ノルウェー人の作曲した音楽の上演中止も行われた。

劉夫人が、軟禁状態にあると去れ、十月12日には、ノルウェーの外交官が面会を求めたが拒否されている。ロイター通信は、夫人が、「北京から自分を放逐したいらしい」と述べたと報道した。更には、劉氏の支持者が警察に拘束されたとの報告も観られる。

ノーベル賞受賞の報道があって、翌日に監獄を夫人が訪れて、劉氏に伝えたという。劉氏は泣いて、天安門事件の被害者にノーベル賞が与えられた者であると述べたという。夫人はノーベル賞授賞式に出席を希望したが、喜寿の通り、自宅で軟禁されている。

ノーベル委員会のウェブサイトが、台湾を発信地とするサイトの攻撃を受けたとする。発信地のアドレスは、台湾の大学であるとされるが、その真偽についてはなお疑問があるとされ、その他、事務局長のコンピュータにも侵入の気配があったという。その他、ノルウェーへの授賞式への招待状の形をとっている手の込んだ仕掛けもみられるサイバー攻撃であるという。

ロシア、キューバ、モロッコなどが、北京に呼応して、授賞式に参加しないと表明したとの報道であるが、ロシアは、旧ソ連時代にでも戻ったのであろうか。

さて、日本の対応であるが、当然、授賞式は出席することである。あらためて、ノルウェー王国の大帝国の圧力に屈しない精神に敬意を表する次第である。当方ブログも、ささやかながら、劉暁波氏の即時釈放を要求する国際世論に連帯したい。

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