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Postal Crime-- Dumping Sale

朝日新聞の報道である。11月21日の早朝に電子版に掲載している。

http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY201011200323.html

刑事告発されているかんぽの宿の売却であるが、一体どう処理されているのであろうか。忘れた頃に、思い出したように、記事が出た。そんなことは、関係者は知っている手口の不正である。マスコミは、ようやく気がついたのだろうか、あるいは、罪滅ぼしに書いているのだろうか。しかし、それでも、かんぽの宿の売却問題の不正は、郵政民営化という国益を失するような陰謀と破壊の氷山の一角であることを書こうとはしないし、その不正の全体像を追求しようともしない。しかし、それでも天網恢々疎にして漏らさず、という、摂理があることを時折思い出して勇気をふるうことが大切である。郵政民営化の闇を捜査せよ。おそらく歴史上最大の疑獄事件・経済犯罪となる可能性がある。

「日本郵政グループが宿泊施設「かんぽの宿」を安く売ろうとした問題で、2007年の不動産鑑定評価が国の基準に違反していた可能性が出てきた。基準では経営改善の努力をした想定で評価しなければならないのに、安く売るために「赤字」と断定し、積算した価格から最大95%も減額していた。国土交通省は担当した不動産鑑定士20人以上から近く事情を聴く方針だ。

 かんぽの宿は05年に民間売却が決まった後、07年の不動産鑑定評価で突然、評価額が前年のほぼ3分の1の計約98億円に下がった。これは、評価額を出す際、土地・建物の価格を示す「積算価格」から大幅に減額したためだ。

 07年の鑑定評価書では、鑑定した3社のうち、38施設を担当した東京の不動産鑑定会社が24施設を積算価格から80~95%も減額していた。関係者によると、07年8月に当時の日本郵政公社から「経営改善を見込む必要はない」「この価格では受け入れられない」と指摘され、一部を80~95%減額した。だが、さらに公社から「億を超える施設は売れない」「もう少し厳しくみてほしい」と言われ、減額の施設を増やしたという。

 この鑑定会社は前年の決算などから23施設を「赤字」、1施設を「低採算」と判定。売れにくいとして減額率を高くした。同社の関係者は「郵政の条件はおかしいと思ったが、契約先なので断れなかった」と、事実上減額を指示されたと受け止めたという。

 国交省の不動産鑑定評価基準では、評価額は「対象不動産の最有効使用を前提とした価値判断」などで決めるとされている。会計検査院の今年3月の報告では、かんぽの宿は客室稼働率が民間旅館の平均を10ポイントほど上回る約70%あり、高い人件費などを削れば、黒字になる可能性を示している。鑑定士でもある立教大の久恒新(ひさつね・あらた)教授は「かんぽの宿は人件費も物件費も高く、改善の余地が大きい。現状が赤字だからと言って、単純に赤字と見なすのは鑑定評価ではない」と指摘する。

 総務省は「(公社の指摘は)値下げの圧力で、不自然に価格が落ちた。売りやすくすることをねらった可能性がある」と問題視している。日本郵政グループは朝日新聞の取材に対して「鑑定士が公正に判断した」と文書で回答し、引き下げを指示したとは認めていない。同グループは不動産評価を見直しているが、結果は公表していない。(松浦新、座小田英史)」

共同通信が追いかけの報道をしている。http://www.47news.jp/news/2010/11/post_20101121204600.html

かんぽの宿、鑑定に疑い 国交省、調査に着手

 日本郵政が全国にある宿泊・保養施設「かんぽの宿」の一括売却を図った問題で、2007年の不動産鑑定評価について、国土交通省が「国の基準に違反していた疑いがある」として調査を開始したことが21日、分かった。前年の鑑定から評価額が大幅に下がっており、日本郵政がオリックスグループへの売却を急いだこととの関連が指摘されていた。同省は鑑定を担当した20人以上の不動産鑑定士から話を聞き、評価の根拠などを確認する方針だ。

 関係者の話などによると、民営化前の日本郵政公社が鑑定業者3社に依頼したかんぽの宿など計約70施設の不動産鑑定評価は、06年度が300億7千万円だったが、07年度は約3分の1の97億6千万円に下がった。同様の土地や建物を調達する際、どの程度のコストが掛かるかを見積もった「積算価格」から約95%減額された物件もあったという。

 最終的な評価額は、積算価格のほか、物件がどの程度の収益を生むかや市場分析などを考慮し、総合的に決定することとされている。国交省の基準は「不動産の効用が最高度に発揮される使用」を前提とした評価を義務付けている。」

以下の写真入りの記事は朝日新聞の報道である。ご参考まで。

:白山のふもとにたたずむ「かんぽの郷 白山尾口」。積算価格から95%減額され、6194万円と評価された=10日、石川県白山市白山のふもとにたたずむ「かんぽの郷 白山尾口」。積算価格から95%減額され、6194万円と評価された=10日、石川県白山市

写真:三河湾が眺望できる「かんぽの宿三ケ根」。10月半ばの週末は満室で、駐車場もいっぱいだった。2007年の鑑定評価では634万円と評価された=10月22日、愛知県幡豆町、松浦写す三河湾が眺望できる「かんぽの宿三ケ根」。10月半ばの週末は満室で、駐車場もいっぱいだった。2007年の鑑定評価では634万円と評価された=10月22日、愛知県幡豆町、松浦写す

写真:海を見下ろす小高い丘の上にある「かんぽの宿鳥羽」。2007年の鑑定評価では最も減額され、1673万円になった=10月22日、三重県鳥羽市、松浦写す海を見下ろす小高い丘の上にある「かんぽの宿鳥羽」。2007年の鑑定評価では最も減額され、1673万円になった=10月22日、三重県鳥羽市、松浦写す

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