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An Accidental Sentiment

いくつかの新年会に参加したが、詩吟を披露した新年会があった。西郷南州の「偶感」と題する詩と平野國臣の「我が胸の燃ゆる思いにくらぶれば煙はうすし櫻島山」の和歌が披露された。

偶感

幾暦辛酸志始堅 丈夫玉砕愧甎全

我家遺法人知否 不為児孫買美田

「読み方」

偶感(ぐうかん)

幾(いく)たびか辛酸を暦(へ)て 志(こころざし)始めて堅し(かたし)

丈夫(じょうふ)は玉砕するも 甎全(せんぜん)を愧(は)ず

我が家の遺法(いほう) 人知るや否や

児孫(じそん)の為に美田を買わず

「通釈」

何度か辛苦艱難を重ねて始めて意思が堅くなり、不撓不屈の精神が宿るのである。男子は、たとえ玉として砕けてしまう結果となっても、瓦(甎全ーーつまり、瓦のように価値がないものとなって無駄に長生きをすること)として命を永らえることを恥じなければいけない。わが家には、代々守るべき遺法のあることはお前たちは知ってはいないだろうが、それは児孫のために立派な田畑などの財産を残すことをしないと言うことである。

以上、西郷隆盛の漢詩であるが、大久保利通に宛てた手紙に添え書きとしたとの説もある。承句と同じ主旨が、幕末の勤王の志士、平野國臣(くにおみ)の歌で、

「砕いても玉となる身はいさぎよし、瓦と共によにあらんより」とある。

もう一つの平野國臣の「わが胸の」の歌は、通釈の必要もないが、平野國臣が、福岡の黒田藩士であることは、浅学で知らなかった。文政十一年ーー元治元年(1828年-1864年)、国学に精しく、勤王の志に燃え、安政五年(1858)脱藩、京都で同志と国事に奔走、北九州に事を挙げようとして捕らえられ、後また生野銀山に挙兵して敗れ同志と共に斬られた。三十六才、とある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E9%87%8E%E5%9B%BD%E8%87%A3

http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/ishin/kanren/sonjo_index_hirano.html

 

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