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Former PM Hatoyama spoke at FCCJ

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鳩山前総理は、東京有楽町の外国特派員協会で、二月二日正午から記者会見を行った。同協会での会見は九回目とのことで、今回は、自らの政治家としての経歴をなぞるかのように、英語の原稿を読み上げる形で行われてその後に、質疑応答に応えた。新しい共同体、英語では、ニューコモンズと名付けて、日本の失われた共同体を再生させようとしたとか、基本にもどるとか、本音を開陳する会見となった。特に質疑応答は、自主防衛の考え方など、これまでにない率直な発言内容となった。

尖閣問題で、ぎくしゃくしている日中関係については、首脳同士の信頼関係が重要であり、ガス田の共同開発などで象徴的に、東シナ海を紛争の海ではなく、友愛の海とすべく、基本的に合意をしたところを実行に移していくべきだと述べた。また、北方領土問題については、時間が経てば建つほど、ロシアに有利になるが、経済的には、ロシアに問題があるから大統領が訪問したのであって、道が閉ざされたわけではないと考えていると述べた。普天間基地の問題について、アメリカの圧力があったのではないかとの質問については、政権を投げ出した直接のきっかけは、政治とカネの問題が予期せぬ形で表に出て、参議院の選挙で同志を不利な立場に追いやったことが直接の原因であるが、日本の領土内に、外国軍隊が居座り続けるというのは、世界史的に見ても、当然ではないと思うと言い切った。自国の防衛は自らやるべきだとも発言した。ところが、外務省や、防衛省の役所が、アメリカ側と長い交渉の経緯があって、辺野古を変えることが出来ないということになっていて、自分は、「日本の役所の中の論理にもなっていたことを押し切る力がなかった」と述べた。「アメリカ側の主張が強く主張された」とも述べて、暗に圧力が合ったことを認める発言となった。

小沢一郎議員については、日中関係など、国難の時の首脳同志の信頼関係を築ける政治家であり、無実を勝ち取ることによって、日本の展望を開くことが出来ると述べた。

菅総理が、TPPを主張していることについては、官僚の発想が、あるのか、自分の時には東アジア共同体構想を主張したので、遠慮していたかも知らないが、アメリカ中心の官僚の発想に戻ったのかと考えていると述べた。なぜ、菅総理がTPPを主張しているのかについては理解できないとした。

沖縄における米軍の運用協定については、時間がかかっても改訂すべきだと考えており、実際に官僚組織に検討を指示して、環境問題から立ち入って調査する道筋kも開こうとしたと述べた。県外移設については、アメリカ側の主張が強く主張されたと述べた。

更に、与謝野議員が、自民党から、民主党の閣僚になったことについては、自分は政党を新たに作ったことはあるが、政党を渡り歩いたことはないとした上で、与謝野氏の発言には、激したこともあり、理解できないと述べた。

大連立については、ひとつの策として考えることは出来るが、大連立で野党がなくなり、批判勢力がなくなって却って問題が起きる可能性があると指摘して、今はその時ではないとした。

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