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Panda from Tibet

パンダが特別な飛行機で運ばれてきたという。借り賃が、百万ドルを値切ったことは値切ったが、95万ドルとかどうだとかの高値らしい。永久租借ではなくて、一年間の借料だと言うから驚く。今回のパンダは四川省とは言っても、高山地帯で、もとはチベット人の地域ではないのか。なにか、拉致されたパンダが、強制的に日本に出稼ぎに行かされているようで、悲しい話だ。しかも、パンダを送り出した其の国の大政治家はチベットで血の弾圧をして、政治の権力のはしごを登って来た人で、日本の福田首相の時代に、パンダを貸すと決めたと言うから、東京都の上野動物園は、どこと誰と契約して、多額のカネを払っているのだろうか。石原都知事も、中国共産党嫌いであるが、いつもの勇ましさはどこに言ったのだろうか。

マスコミは、事実を裏に隠して、商店街がどうのこうのと、「パンダ様は商売の救世主」の様な話を流布しているが、パンダで人を寄せる時代は終わっているのである。パンダの裏には、チベット人の弾圧と虐殺の話が加わり、しかも、パンダは日中の友好を目指すものではなく、日本から多額の借料を払う珍しい動物になりはててしまって、世界遺産になるような動物を使って金儲けをする拝金の話になっている。友達の間で多額のカネをやりとりすることはあり得ない。日中友好が、カネの切れ目が縁の切れ目の安っぽい話に変質したことがはっきりしたような話だ。子供の教育の為にはよろしくないから、人情に厚い下町の親は子供にパンダを見せようとは思わないだろうし、パンダが騒がれるほど、親子は来なくなり、商店街は寂しくなるだろう。

しかし、パンダが責められるべき話ではない。パンダは犠牲者なのである。中国が其の昔、日本人民は責められるべきではなく、戦争の犠牲者であると言っていたことがあるが、それと同じ論理で、パンダが責められるべきではなく、チベット弾圧の犠牲者の象徴であるとすれば、政治の話である。中国語では、パンダと言わずに、大熊猫という。それほど、猫のように可愛がっている節はなく、サーカスで動物に曲芸をさせて金儲けをしている猛獣の調教師になっている気分かも知れない。

 ただし、上野動物園に行って、チベットの惨状と、大国・拡張主義を実行するようになった、お隣の国の苛政について考えることは無駄ではない。パンダさん、パンダさん、いつか貴方が、四川省や青海省の森の故郷に戻れるように、チベットが抑圧から解放されることを応援するからね、と祈念することも悪くない。チベットの小旗を打ち振ってパンダを激励することも必要かも知れない。

しかし、それでも、そんな多額のカネを払って、パンダが、可哀想な出稼ぎ労働者になったことをしりながら、日本に呼ぶ必要があったのだろうかとの疑問は残る。パンダさん、ピンハネされているのじゃないでしょうね。紀州の和歌山あたりにもパンダが来ているとの話だが、日本全国にパンダの郷友会でもつくれば、チベット弾圧をやめろの声が盛り上がり、手先となっている日本人を糾弾する運動が高まるかも知れない。

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