Lost and Found 2
外務大臣が、今日韓国を訪問するとの報道である。韓国は、残念ながら、しかも、危険なことに外交当局を含めて、反日的な動きを続けている。日本の外務大臣は、むしろそれを諫めて、安定的な日韓関係の方が相互の利益になることを訴えて、最近の反日的な動きを自重するように求めることが正道である。
民主党政権になって、自民党政権の時以上に拙劣な外交が行われ、外交的な敗北が相次いでいる。対韓国の外交についても同様である。国内では、フジテレビの偏向放送問題が発生して、しかも、マスコミが殆ど報道しない異常事態が継続しているが、韓国は、プロパガンダで日本に揺さぶりをかけているだけではなく、国連という国際機関を使って日本を徹底的に弱体化しようとする動きが伝えられている。ちなみに、国連事務総長は、韓国の元外務大臣であった人物である。韓国外交の動きは、とても友好国の動きとは思われない。普通は、外交当局は、二国関係を沈静化させることをめざすものであるが、外交当局が冷静さを失って、外務省が反日の旗を振っていることは特筆して然るべきである。
ロシアと北方領土問題について、卓見を述べている佐藤優氏が、これまた韓国外交の動きとこれに対応する拙劣な外交について、指摘している。
ここで,一言付言しておきたいのは、韓国側が、今の民主党政権の外交が日本の全体の総意だと誤解すると大きな間違いを犯すことになることである。フジテレビが、日本国家の文化交流の総意を代表していないことは、先月のフジテレビを糾弾するデモのように、整然としているが、日本人がハッキリと過剰な韓流ドラマを非難する意思表示をする大規模なデモとなっていることから喪判る。
当方ブログは、韓国政府と心ある関係者の合理的な対応をも求める。大地震があって、その間隙を縫うかのように、日本の弱体化を,韓国が政府をあげて画策しているのであれば、非友好的な動きであるから、しっかりとした強硬な対応措置を執ることを日本国民は,要求することになろう。韓国は友好国ではある。同盟国ではないが、日本の非友好国になることは韓国の国益になるとは到底思えない。日韓関係の安定的な発展をめざしてきた努力が水泡に帰することは、韓国の利益にもならないして、アジアの平和にも貢献しないだろう。
それにしても、茶番なことは、領土問題が存在する日本と韓国が、「死活的利益を共有している」とする玄葉外相の認識である。誤っている。死活的に重要な利益を共有しているのは、日米関係だけである。
佐藤優氏の論説が掲載されているリンクを書く。熟読する価値がある。玄葉大臣が、まず読むべき話かも知れないが。
http://news.livedoor.com/article/detail/5906647/
佐藤優氏は、「筆者が外務省にいたならば、外相に宛てて以下の意見書を書く。
日韓外相会談では、先方は元慰安婦に対する日本の政府補償の問題について必ず提起してくる。その場合、当方の発言ポイントは次の通り。
1.貴国の憲法裁判所の決定については承知している。補償問題に関するわが国の基本的立場については貴長官も熟知されていることと思うので、この場では繰り返さない。貴長官の発言については、注意深くお聞きした。その上で、東京に持ち帰り、わが方の条約や法律の専門家と協議した上で然るべきお答えする。
2.本件に関し、マスメディアや記者会見を通じた外交は行わない。お互いの国内的発言で二国間関係に否定的影響を与えることを防ぐために全力を尽くす。
3.本件を国際化(註*韓国側は10月にも慰安婦問題を国連総会第3委員会に提起する動きを見せている)は、問題の解決に資しないということにつき、貴長官と合意したい。」と具体的な提案を玄葉大臣に提起している。
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