Naomi Klein on Occupy Wall Street and Chile
ショックドクトリンが、邦訳されて岩波書店から出版された。金曜日に、神田神保町の三省堂書店の本店に行ったら、上巻は完売で売り切れていた。まもなく、重版されるとのことであった。その著者のナオミ・クライン女史が、ウォール街のデモのことと,チリの教育制度についてのデモの状況について発言する番組を転載する。
市場原理主義と構造改革という悪魔の政策の糾弾が世界各地で始まったようだ。単に反対の声をあげるだけではダメで、確実に改善されることを目指すことが必要であるする点では、日本の郵政民営化などの構造改革による破壊活動に対する問題解決も同じである。日に日に国民経済が悪化する事態を回避するためにも,具体的な目標が設定されてその改善策が具体的に実施されていくことが必要である。そろそろ、構造改革の虚妄を糾弾する集会やデモが日本で企画されて実施される条件が整いつつあるように見えるがどうだろうか。
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Orwellさん、そうでしょうか?
ご存知の如く私も反市場原理主義者ですが、市場原理主義はおかしくなった全体システムのひとつの現象です。個別政策(現象)への反対は政治紛争の域を超えられないと思うのです。日本の環境でおっしゃるようなことを行っても、尖閣問題のデモと同じように取り扱われ、さらに参加者も多くはならないと思います。
Naomi KleinさんがOWSについて述べた同じ日に私も若干似た考えをブログしました。
OWSはシステムそのものに対する怒りが原点です。その普遍性が多くの人を引き付けているのです。
日本の場合は何が普遍になるのでしょうか?
米国も同じようなものですが、日本の個人ひとりひとりの政治に対する意識はさらに低いと思います。
政治家の力量や考え方を有権者ひとりひとりが厳しく見るという意識に手を付けなければ、すべてが単なる意見の違いで終わってしまうように思うのです。
子供じみたものと思われるかもしれませんが、私が総理大臣甲子園をやろうというのは、そういう意図です。難しいのは重々承知ですが、今回のOWSを見て頑固に言い続けようと思います。
投稿: 渡辺日出男 | 2011年10月 9日 15時04分