Gold Export should be refulated
日本から外国に金が流出しているとの報道だ。2011年の統計としては、122トンの輸出が有り、100トンを越えた。しかも、対前年比で三割増しだという。その理由は、日本がデフレだから、金よりもキャッシュが重要となっているからであるが、逆に、世界はインフレを恐れて、しかもドルと金とを比較して、金を買っているのである。世界では、外貨準備で、ドルが七割、残りが金が買われるようになっている。
しかも、最終の仕向地が、回り回って、中国となっているのが、特徴である。国を挙げて希少資源を国境の中に囲い込む戦略を立てて実行しているが、日本はどんどん、野放し状態で金を輸出している。金はハイテク素材でも有り、国家的に輸出を制限するのが常道ではないだろうか。あるいは、経済産業省あたりが少し予算を配分して国家が金備蓄に踏み切ったらどうだろうか。中国は、ドルやユーロの不安を背景にして金という担保を確保しようとしているので有り、日本は、外国の言いなりになって、ただ、外国債を買うだけになっているのは、国益を失う恐れがあることは言うまでも無い。ゼロ金利が続く間にも、金価格は高騰するので、無策の行政が日本を金の草刈り場にしてしまって、将来に禍根を残すことになる可能性すらある。
« Taxation | トップページ | North Pole Route by Sea »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント