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For the Peace of the Land

講談社学術文庫から出ている、佐藤弘夫全訳注の日蓮「立正安国論」をぱらぱらとめくりながら読んでいる。裏表紙には、「あいつぐ異常気象・疫病・飢饉・大地震、そして承久の乱。荒廃する国土をもたらしたのは、正法が廃れ,邪法=先週念仏がはびこる仏教界の混迷である。日蓮は,社会の安穏実現をめざし、具体的な改善策を「勘文」として鎌倉幕府に提出したのが「立正安国論」である。国家主義と結びついてきた問題の書を虚心坦懐に読み、「まず国家を祈って須く仏法を立つべし」の真意を探る。」とある。

「客(日蓮)はここで、国が滅亡し人が死滅してしまえば,誰も仏法を信仰する人などいなくなるのだから,国家滅亡の危急に瀕しているいまは、何を願うよりも,仏法存続の起訴となるべき国土と人民の安穏を祈らなければならないと、と論じているのである。是が、社会全体が平和にならなければ個人の救済もあり得ないとする、日蓮の立場そのものの端的な表明であることは明白である。」とも書かれている。

その一昔前になろうか、日蓮のご生誕の地である、千葉県の小湊をたずねたことがある。誕生寺というお寺が有り、その前の海が鯛ノ浦というところだった。天然の鯛が海から沸くように泳いでいた。自然が保護されていて、鯛の魚が悠々と泳いでいるのには驚いた。

そのビデオがYouTubeにあったので、リンクを貼ってみる。そして、肝心の立正安国とは何かを考えるよすがにしたいと思う。

当方ブログが、立正安国論に言及しているのは、郵政関係者に立正大学の出身者が多かったことに加えて、郵政改革を巡って、宗教政党から、妥協案が出されようとしているが、是が立正安国につながるかどうかを考えているからである。「勘文」になっていないのではないのか。外国勢力との安易な妥協案ではないかと恐れている。

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コメント

管理人さま
よいビデオをご紹介頂きました。

お蔭様で鯛の浦に行ったときのことを思い出しました。

その時は丁度、誕生寺は屋根の葺き替え工事中でした。

瓦葺き替え基金に寄付すると瓦の裏に名前を書けるのですが、
筆文字も下手なため手が震えていたのが甦ってきました。(笑)

また港ゆえにコンクリートの鉄筋が爆裂を起こして酷い状態の建物も見学しました。

コンクリートに使う海砂が原因であり、
塩分の多いコンクリート建物は長く持たないというニュースが多く出た頃のことです。

最近では塩分何%という測定が義務づけられており、少しは良くなったと思います。

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