Taxation without Representation
[消費税増税関連法案の国会提出を受けて、民主党の小沢一郎元代表グループの牧義夫厚生労働副大臣ら政務三役4人と、鈴木克昌幹事長代理ら党役職13人が増税に反対して辞表を提出した。小沢氏らは法案採決で造反も辞さない構え。国民新党の連立離脱問題をめぐる混乱で政権基盤は揺らいでおり、首相は一段と厳しい立場に追い込まれた。]との報道である。
国民新党の六人は、見苦しい。党規約から見ても、亀井静香代表に正統性がある。郵政民営化の改正案とはいえ、骨抜きにすぎない法案を,あたかも郵政改革のように見せかけて、お茶を濁す法案と、消費税の増税案とで妥協しようとしたことである。それだけではなく、単に次の選挙での生き残りを図っただけのことで、私利私欲となったことで、沖縄出身の幹事長などが、国民新党を乗っ取ったことが成功するにしても、政治の正統性は完全に失われた。
亀井静香議員は歴史に名を残したばかりではない。民主党の造反で、政界再編の一幕が確実に開いた。しかも、東北大震災で、家族の大方を失った黄川田議員(総務副大臣)の辞表提出の事態は、亀裂が深刻な状況であることを如実に示している。
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