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『日本の宿痾』
角田儒郎氏による、『日本の宿痾 大東亜戦争敗因の研究』と題する、346ページ以上にも及ぶ浩瀚な大著が文明地政学協会から出版された。今日の四月一日付である。頒価は6800円である。
同書は、文明地政学協会の世界戦略情報「みち」に平成13年から平成16年にかけて61回連載された角田儒郎稿「大東亜戦争を問う」「大東亜戦争敗因の研究」をもとに編集したものである。
当方ブログは、かねてから、角田氏の論説の重要性に着目してきたところであり、今回の出版を心から慶ぶものである。当方ブログの読者の皆様で、ご関心の向きは直接文明地政学協会から、購入してご一読されんことをすすめる。
目次は、次の通りである。
序章 近・現代史の定説を疑う
第一章 大東亜戦争と中東戦争
第二章 大正という時代
第三章 統帥権の独立と軍人政治の登場
第四章 大正デモクラシー
第五章 政党政治の腐敗と終焉
第六章 満州建国の理想と現実
第七章 満州問題の落着
第八章 二・二六事件への胎動
第九章 二・二六事件の誤算と波紋
第十章 支那事変の泥沼化
第十一章 対米開戦への途
第十二章 敵を知らず、己を知らず
第十三章 敗因の総括
第十四章 日本の宿痾
第十五章 敗戦は「悪」にあらず
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