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Devolution

http://www.janjanblog.com/archives/68437

当方ブログは、亀井静香議員が、平成の大塩平八郎となったことを評価すると共に、易姓革命思想に賛同するかのように、国民新党を私物化してしまった一連の「六人組」の動きには正統性がないことを指摘したい。これを連立の相手とするとした民主党政権の正統性も完全に失われたことになる。郵政民営化の関係で、国民新党の党員となった関係者が相当数宇いると考えられるが、郵政改革法案を連立政権の中で成立させようと指導してきた亀井代表が離党した以上、党費を支払って,国民新党の党員として居残る大義名分がなくなったから、脱党することが順当である。消費税の閣議も,無効との認識を示したというが、当方ブログとしても、郵政民営化法案を盾にして、消費税増税を突破しようという陰謀が、亀井静香議員の離脱で、天下に明らかになった気配である。

以下は、高橋清隆氏の文書館からの(上記のリンク)転載である。(一部の写真は省略している。)(国民新党の事務局の二人の女性職員が泣いて亀井代表を支持することを明らかにしたことも、正邪がどちらの側であるかを如実に示しているようである。)

「国民新党の亀井静香代表と亀井亜紀子政調会長が6日夕方、記者会見を開き、国民新党を離党すると発表した。消費税法案の閣議決定については「無効」との認識を示した。

 午後5時30分から国民新党本部で緊急の記者会見が開かれた。冒頭、亀井代表は「こんな小さな政党だが、党内が大変な混乱に陥った。現在も続いている。ただ今をもって、国民新党から離脱いたします」と記者団に告げた。

 離党の理由については、「混乱の責任を取って」と説明。結党時のメンバーである綿貫民輔前代表にも連絡を取って了解を得たことを明かした。党を離れることで、次の政治活動の足掛かりにしたい意向を示した。

 「この日本の政治を放っておけない。永田町の今の議員だけに任せておけないと言う人があふれている。そういう人たちとしっかり一緒に考え、行動して、間違いなく次の選挙では日本の政治を一新したい」と語り、亀井亜紀子氏と行動を共にすることを示唆した。

 亜紀子氏は「今の国民新党は、国民新党でなくなっている。結党のときの党とまるで違う。そのまま(党を乗っ取った)6人と同じ土俵で続けるより、スパッと6人と別れて前に進みたい。この大変なときに、がたがた争っている時間はない」と心境を吐露した。

 党分裂の発端となったのは、消費税法案の扱い。3月30日の閣議決定の有効性について、亀井政調会長は「閣議決定のあった日は亀井静香代表。政党間の党首が朝会って、片方の党首が連立の解消を伝えた。それに従わずに閣議で連立離脱した政党の大臣を入れて署名したのは無効」と断じた。

 亀井代表も「離婚は両者の合意が整わないと駄目だが、連立の場合は片方が解消を通告すれば終わる。総理に離脱を伝えた後、閣議が開かれ、その法案について国民新党の代理がサインした。無効だ」と同調した。マスコミと野党がほおかぶりしなければ大問題になる事実だ。

 2人の離党で、党則を破って代表を解任する暴挙に出た下地幹郎(しもじ・みきお)幹事長らとたもとを分かつことになった。分裂が新党に与える影響について、亀井代表は「全然ない。政策ややり方、考えが別々であることが明らかになった。そういう意味では、共に基本的な考え方が違う、一緒になれない」と突き放した。

 新党日本は国民新党との統一会派を解消した。党ホームページには6日付で、「日本再興に向けての理念を共有する亀井代表が離党されました。これに伴い、本日を以て、『国民新党』との会派を解消しました」と田中康夫代表名でお知らせを出している。

 国民新党本部では昨夜、亀井代表の写った党のポスターやカメのぬいぐるみが「6人組」の指示で撤去された。一夜明け、党職員の手で再び戻された。2人の女性職員は泣いていた。「亀井代表の方を支持しているか」とただすと、「もちろんです」と答えた。

亀井亜紀子HP

会見終了後の会議室。2人の名札は今後使われることはない(2012.4.6、高橋清隆撮影)

多くの記者が詰めかけた国民新党。これだけ集まることはもうないだろう(2012.4.6、高橋清隆撮影)

ポスターとともに戻されたカメのぬいぐるみ。通信社の女性記者が異動になるときに贈ったもの。亀井静香率いる国民新党を見守ってきた(2012.4.6、高橋清隆撮影)」

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コメント

私も今回の騒動はクーデターと見ていました。亀井さんのいない国民新党は支持しません。

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