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Coming Apart 12

アメリカの新しい上流階級は、政治経済に大きな影響力を持っているが、他のアメリカ人がいかなる生活をしているかを知らない。

トックビルは、アメリカの民主主義は、貧困と弱者に対する配慮があったとかいているが、最早そうした配慮は失われ、<下々のことはわからない為政者が増えている。><一般的な普通のアメリカ人>は最早存在しないし、階級が違えば,お互いを知らない。

アメリカは人種問題で、分裂しているのではなく、階級の乖離が起きて分裂しつつあるのだ。

結婚している ベルモントでは、95%-->85%、フィシュタウンでは、85%-->45%

子供が親と住んでいる ベルモントでは、95%-->85%、フィシュタウンでは、95%-->25%

女性の役割については、Women should tend the family と言われていたが、どんどん低下した。60年代には90%を超える人が同意したが、今では、ベルモントで20%,フィシュタウンで40%程度になっている。

婚姻外の性的関係は悪いことかどうかと言う質問に対しては、1970年代のベルモントでは、8割台から5割台に急激に減少したが、80年代からは徐々に上昇に転じて今では、7割台の数字になっている。フィシュタウンでは、8割の人が、悪いことだと意識している。

貧困層で、結婚しない人が増加した。ベルモントでは、結婚している人が、95%-->80%になり、フィシュタウンでは、85%-->50%になった。

独身者は,ベルモントで,ほぼ二倍の5%が、10%になり、貧しい町であるフィッシュタウンでは、7から8%の独身者が25%を占めるまでになった。

離婚の上昇には圧倒される。ベルモントでは殆ど離婚がなかったが、今は5%台であり、フィシュタウンでは、35%にもなる。ベルモントでは80年代に増加が止まったが、フィシュタウンではまだ上昇する傾向にある。

自己申告で、結婚が幸せであるかどうかについては、フィシュタウンでは,幸せだとする回答が5下がり、65%台から、50%台になっている。ベルモントでは、七割台から下がる傾向にあったが、これが、又戻りつつある。(つづく)

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