Coming Apart 5
1963年8月28日は、マルチン・ルーサー・キング牧師の、「私には夢がある」と題する有名な演説があった日である。公民権運動には弾みがついていた
マイケル・ハリントンの著作「The Other America」がベストセラーとなった。アメリカに貧困があることを明らかにした。貧困は人種差別などの構造的な問題から来るので、経済成長があっても、解決できないので、別の解決方法が採用されるべきであるとの議論が行われた。http://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Harrington
60年までには、まだ女性の地位向上の運動、フェミニズムはなかった。経口避妊薬が売り出された。ベティ・フリーダンの「The Feminine Mystique」が出版されたのが、63年である。62年は、カールソンの「沈黙の春」がベストセラーとなっている。ラルフ・ネーだー氏が、消費者運動の旗手として英雄となった。
ボブ・ディランの歌「風に吹かれて」が出たのが、ケネディ大統領暗殺の半年前であった。63年の11月にはイギリスで、ビートルズがデビューしている。
人口の50%労働者で、45%が中産階級に属するとされたが、アメリカには、ヨーロッパのような階級・クラスはないとされた。
要すれば、この本、Coming Apartha,1963年11月21日を境にして、アメリカに階級格差が生まれるようになったとして、格差が広がるほど、アメリカがアメリカであることを失いつつあると書いている。(つづく)
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