Coming Apart 7
アメリカの新上流階級の文化の特徴は、
健康指向であることが特徴で、コレステロールを計って減量に務め、ワインをたしなむ。タバコは吸わない。(ちなみに、アメリカ人の三分の一が喫煙するといわれているが、上流階級はタバコを吸わないから、タバコを吸うこと自体が、下層階級と同一視されることになりかねない。)
ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナルの新聞を読んでいる。テレビは殆ど見ないが、ラジオの番組は公共ラジオの番組などを選んで聴いている。休暇の取り方が異なる、つまりアウトドアや、パッケージの旅行などには参加しない。外国人のインテリの友人がいるなどが、特徴である。
新上流階級は、子供に対する関心が高い。そもそも結婚する年齢が高い。
アメリカの1%の収入が,80年代の終わり頃から急増した。他の社会階層は横ばいで、低所得者層は、むしろ、急激ではないにしても、収入が減少した。つまり,アメリカの経済成長の利益は、上流階級の上位半分にのみ配分されたことになったのである。(つづく)
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