Recovery of the Japan Airlines
日本航空の経営と回復についての記事である。興味深い記事である。部門を分断して経営を悪化させる弊害をどう解決していくかヒントがあるのではないのか。当方ブログも、国内はもとより国際路線でも日本航空を利用するようにしているが、色々なところでサービス向上が行われていることが感じられる。つまり、日本航空の社員にやる気が出ているようにも感じられる。機長のアナウンスなども、ただのモンキリマニュアルのアナウンスではなくなった。マニュアル化をして、社員の個性を抑圧するだけの新自由主義の経営手法ではなさそうだ。
http://diamond.jp/articles/-/19345
「JALには利益について責任を持つ人がいなかった。これはダメだと思った」──。 2010年2月~12年2月、日本航空(JAL)の副社長を務めたKCCSマネジメントコンサルティングの森田直行会長は、就任当時の印象をそう振り返る。 10年1月19日に会社更生法の適用を申請したJALの経営を立て直すため、民主党政権から請われて同年2月に京セラ創業者の稲盛和夫氏がJAL会長に就任した。森田氏は、その稲盛氏の右腕として対応した。その後、JALは更生1年目の10年度には営業利益1884億円(更生計画では641億円)、2年目の11年度には2049億円(同757億円)と、それぞれ更生計画を1000億円以上上回る目覚ましい回復を遂げた。いったい、この2年間でJALにはどのような変化が起きたのだろうか。
http://diamond.jp/articles/-/19345?page=2
http://diamond.jp/articles/-/19345?page=3
http://diamond.jp/articles/-/19345?page=4
http://diamond.jp/articles/-/19345?page=5
http://diamond.jp/articles/-/19345?page=6
ご参考まで。
http://diamond.jp/articles/-/17927
http://diamond.jp/articles/-/17927?page=2
http://diamond.jp/articles/-/17927?page=3
http://diamond.jp/articles/-/17927?page=4
http://diamond.jp/articles/-/17927?page=5
不採算部門だと、組織の末端を怒鳴って、威張り散らしていじめるだけの経営手法ではない。巨額のコンサルティング料を支払いながら、大失敗した事業の例とは異なる。失敗の重要な原因のひとつが、働く生身の社員を大切にしないで、プライドを根こそぎ破壊しようとしたことだとの指摘があるが、稲盛哲学とは似て非なるものだったようだ。企業文化と伝統を尊重しないで、悪態をついただけで、言わば、いじめをして、会社全体の社会的な責任や使命感を弱体化させることが生産性の向上ではない。おいしい部門だけを優遇して切り離そうとする分社化の陰謀が組み込まれていたから、フローの収支を重要視せざるを得ない部門では赤字が構造的になり、改善の意欲すら失われてしまう。アメーバ経営では部門別の対立を避けるように工夫されているが、部門の区別を煽りそそのかし、壁で仕切って分断化して、現場の相互応援の力を削いだ失敗例がある。経営者自体が拝金のカルトで、倫理観がないから、公私の分別なく私物化を謀ることにためらいがない。利益を外部に流出させても、背任の意識もなさそうだ。政治もよどんでいるから、刑事告発する気概も何も失われている。自らの責任は棚上げして下部のコンプライアンスを強要するだけだから、一体感が失われる。事業が活性化するはずがない。悪徳経営者の走り使いにすぎない、無定見かつ無責任な連中が,烏天狗のように経営幹部として居座るだけでは、経営が好転する展望は開けない。
一方で、政治が絡んでの不透明な部分についての告発もある。ご参考まで。これまた、天網恢々疎にして漏らさずである。
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