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Why Did America Drop Two Atomic Bombs to Japan?

「なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか」と題する新刊書が東京の書店に積まれている。

Two_bombs


今日の新聞では、駐日米国大使が、長崎での慰霊祭にも出席したとの報道がある。当方ブログは、大地震があり、原子力発電所の外国製の原子炉の爆発があり、日本の政治が、永久占領とも思われた延長から、自立・自尊を目指すような変化があったと指摘しているところである。この、日高義樹氏による新刊書は、「戦争を早く終わらせる為は,やはりウソだったーー。」と書き、「日本は今や原点に立ち戻り、国家と戦争、そして核について考えるべき時に来ている。日本が変わるには,考えたくないことでも考えなければならない。」としている。非公式の記録を発掘して関係者の証言を求めて,日本人が目を背けてきた「真実」を明らかにするとしているが、実際にも、著者のNHKワシントン支局長等の、長期にわたる米国勤務時代の経験の積み重ねもあり、類書に見られない内容となっている。

①真珠湾攻撃前からアメリカは日本への原爆投下を考えていた、②広島・長崎への原爆投下は人体実験だった、③皇居・京都への原爆投下も話し合われた、④日本は軍事的に崩壊していた、⑤それは日本に対するホロコーストだった、⑥祈るだけではなく抑止力を持つことが必要である。とういう、各章の題を見ただけで、この本の内容が、新たな事実の発掘に繋がっていることを伺わせる。

①は、原爆発祥の地・ロスアラモスは今も異常な秘密のなかにある、原爆製造は真珠湾攻撃の前に始まった、原爆を運ぶ長距離爆撃機B-29の建造は1930代に始まった、原爆製造の情報は、公式記録と「スミス・レポート」以外はすべて秘密である,真珠湾攻撃に対する報復という主張は通らない。

②は、原爆を作ったエドワード・テラー博士は原爆投下に反対だった,最初の原爆実験はニューメキシコの砂漠で行われた、広島・長崎への原爆投下は「プロジェクト・アルバータ」と呼ばれた,なぜ、広島と長崎が実験の場所に選ばれたのか、爆撃報告は,軍事的効果にはまったく触れていなかった。

③は、砂漠の秘密基地に,ならず者や犯罪者が集められた、皇居,京都も原爆投下の対象だった、誰が原子爆弾を落としたのか、原爆を投下したB29の広島・長崎への全飛行記録を明らかにする、原爆投下作戦部隊カーチス・ルメイ司令官インタビュー、

④は、日本の国土は都市爆撃で壊滅状態だった、機雷封鎖で物資の補給が不可能になっていた、マッカーサーは原子爆弾なしでも日本を占領できた、トルーマンは日本が戦争をやめる前に原爆を使いたかった、日系人の強制収容は原爆投下への第一歩だった、

⑤は、日本の都市爆撃は組織的に進められた、東京大空襲はどのように行われたか、名古屋、大阪、神戸にも大空襲が行われた,日本航空部隊はそれども執拗に戦った,日本は抑止力を持っていなかった、

⑥は、日本が再び核攻撃の危険にさらされている,日本は北朝鮮、中国、ロシアの核兵器に取り囲まれている、中国と北朝鮮の核が普天間基地を狙う,なぜ福島原発事故の処理は世界で評判が悪いのか、世界は核兵器であふれている、

と書き、それに、あとがきに代えてとして、日本は何をなすべきかと提言をしている。「同盟国とは言いながら、アメリカが軍事的に日本を支配している」と書き、「日本は敵性国家だけではなく、同盟国に対しても同じような兵器体系を持たなければ習いと指摘して、アメリカの衛星システムやミサイル体制を攻撃できる能力を持って,初めてアメリカと対等な軍事同盟を結ぶことができると主張している。「国を守ると言うことは同盟国に保護されることではない、自らの力と努力で身を守ることなのである。そのために,日本が被った原爆という歴史上、類のない惨事について、あらためて考えてみる必要がある」と締めくくっている。

当方ブログの読者の皆様に、ご一読を進めたい単行本である。いつものように、左側の参考図書館リストにも掲載する。

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