構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Words and Songs Power

言霊というが、歌の力もある。

http://www.tsushin-bunka.co.jp/?p=185

2010年5月31日号 歌の力…「全特会歌」に思う、と題する一昨年の記事である。全国郵便局長会の歌である。いい歌だ。勇気が湧いてくるようだ。そして、郵政民営化の虚妄で犠牲になった者の辛苦を思う。

拝金の外国勢力の手先となって、破壊を先導した烏天狗の残党がまだ経営陣に巣くっている。妖怪は消え失せろ、まもなく夜は明ける、すごすごと立ち去るべき時だろう。大地震があり、外国製の欠陥原発の暴発があり、戦後の永久占領政治の分水嶺を越えてしまった。自立・自尊の日本がはじまっている。

末尾に、今年5月に札幌で収録された音源にリンクを貼った。全特会歌をYouTubeで検索したが、いい音源はアップされていないようだ。当方ブログの読者のなかで、全特会歌のいい録音のものをお持ちの方が居られれば、是非一般公開をおねがいしたい。

 「5月23日の全特名古屋総会、全国から集まった郵便局長や夫人、OBの姿があった。開会とともに、「全特会歌」の7千人の歌声が愛知県体育館に響き渡った。  昭和51年、岐阜総会で会歌制定の動議が出される。全国の特定局長から歌詞を公募、翌52年7月に富倉郵便局(長野県飯山市)の岸田弥一郎局長の作品が選ばれた。  作曲は平井康三郎に依頼、11月にレコーディングされている。高知県出身の平井は東京音楽学校(東京芸大)バイオリン科を卒業、多くの作品を残している。童謡「ひなまつり」「とんぼのめがね」の作者でもある。今年で生誕100年。  既に故人となった岸田局長、詩歌を愛し、浮名を流した粋人でもあったという。前島密の研究もしていた。  流氷きしむ さい果てに  炎熱燃える 南国に  文化を拓く 魁けと  空にはためく 郵政旗  ああ全特に 使命あり  使命あり  長谷川憲正参議院議員が局長会の集いで、「全特会歌はいい歌だねえ。この歌を聴くと元気が湧いてくる」と、国民新党の綿貫民輔最高顧問の話をよく紹介していた。  「全特会歌」を歌う時、瞬時に郵便局長としての使命と誇り、そして地域に奉仕する〝全特魂〟と強固な団結心が形成されるのであろう。全特とは何かと問えば、〝共通言語〟である「全特会歌」だというのが答えだろう。  岸田氏が過ごした信州、そこに「信濃の国」という長野県の歌がある。 「信濃の国は十州に 境連ぬる国にして 聳ゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し 松本、伊那、佐久、善光寺…」で始まる歌は、県民はもとより、どこで暮らす信州出身者にとっても心の拠り所、信州人の〝共通言語〟という。  事実、北と南で対立し、分裂の危機に陥った時、それを救ったのは「信濃の国」、故郷へのあふれる思いであったという話はよく聞く。県民の歌はどこにもあるが、特に長野県の人は、それに込める思いが一段と深いようだ。  信州といえば「兎追ひしかの山 小鮒つりし かの川…」(故郷)を作詞した高野辰之も忘れてはならない。故郷の豊田村(現在の中野市)の風景を謳ったとされる。多くの人が、それぞれの故郷の風物、家族への思いを巡らせ、歌詞に共感できるから時代を超えて受け継がれてきたのだろう。  国に国歌があり、学校に校歌がある。全国郵便局長会には「全特会歌」がある。2番が「全特に誇りあり」、そして最後は「全特に光あれ」と結ばれる。歌詞には、明治の創業以来の郵政事業に対する局長の熱き思いが像としてイメージできるよう見事に凝縮されている。  高野の甥の助之氏も永田郵便局(中野市)の局長だった。岸田氏とは同じ長野県北信地区会下水内部会で共に汗を流した。  岸田氏が局長を務めた富倉郵便局、かつては越後から信濃へ塩や魚を運んだ富倉街道(飯山街道)の峠にあった。戦国時代には春日山城を出陣した上杉謙信が、この標高681メートルの富倉峠を越えて武田信玄との川中島の決戦に向かったという。  昭和40年代に、新潟県新井市と飯山市を結ぶ国道が開通、富倉峠を越える人は少なくなり、富倉郵便局も今はない。謙信が築いた飯山城も石垣だけが残るばかりだ。しかし、局長会が続く限り、岸田氏が情熱を込めた「全特会歌」は歌い継がれていく。  名古屋総会で「全特会歌」を斉唱する会員、その胸には新たな郵政事業を自ら創出していこうとの思いが、あふれていたことだろう。 (麦秀の嘆) 」

亀井久興先生の演説も全特会歌に言及している。

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