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Freedom Betrayed

http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2012/11/post-4518.html

一部を引用する。怖いことだ。

この法案で危惧されていることは、国籍条項がないことから、たとえば在日外国人でも人権委員会要員になることができ、反日勢力に取り込まれた当局が彼らを人選して役に付かせ、日本人を弾圧することが可能になる。成りすまし日本人が純日本人に対し何をしても被害は取り上げられず、成りすまし日本人や反日外国人からのデッチ上げ被害は取り上げられる可能性(非対称性)があるという事を意味している。だからこそ、神州の泉はこの法案を“血生臭い”非道な方向性を持っていると認識している。

  小泉政権下で“人権擁護法案”が出てきて廃案となったが、この法案は何度も形を変えて出てきている。最近までは、「人権侵害救済機関設置法」という名称だったが、これが「人権委員会設置法案」に変っている。当初、この法案は令状なしの立ち入り調査、押収、捜索等を認め、拒否した場合は30万円の過料を課す内容になっていたが、これは憲法第35条の令状主義に背反している。

この法案を策定した連中は、この令状なしの強制捜査に対し、あまりにも反対が強く起きたために、姑息にもこれらを取り外して、一見骨抜きの形にしている。この法案の本質を捉えていない連中(あるいは確信犯かもしれないが)は、これを指摘して、「どうだ。これで有害性はないだろう。もう否定する根拠はないではないか」と言っているが、とんでもない論理矛盾である。強制性や捜査拒否時の罰金などを取り払ったら、現行制度から離れる意味がない。何のための法案なのかという存在意義が問われる。

そもそも、法務省も、政府も、現行制度から完全に独立した機関を設けるということについては、明確な理由をまったく明示していない。このことは、あの郵政民営化法案が出た際、竹中平蔵氏が“分社化”の理由を適当にごまかしていたレベルと同じである。推進派は「三条委員会」にしなければならない決定的な理由を説明できずにいる。(※説明できないのは当然である。説明するとすれば、実効的な言論弾圧のためだと言わなければならないからだ。人権委員会を三条委員会にする理由はそれ以外にないのだから。

彼らが必死で考えた唯一の根拠薄弱な「理由」は、三条委員会にするのは、政府から独立した機関にすることによって、バイアスのない考え方を保持できるという意味合いのことを言っているが、これは逆に言うなら、政府から離れることによって単独暴走ができるということにもなる。これは位相から言えば、ミルトン・フリードマンの「政府からの自由」という、新自由主義の論法と同じであり、方向性の間違った“小さな政府論”が資本の暴走を招くように、政府からの自由を目指す三条委員会は、“思想狩り・検閲”の暴走を招くのである。

  日本大学教授の百地章氏が指摘するように、この法案の核心は“三条委員会”にある。人権侵害事案は現行法制度内で十分に対応できている。これを「三条委員会」という、公安や公取に匹敵する独立した権力機構にするという構造自体が危険なのである。小さく生んで大きく育てるという、狡猾なやり方を考えれば、捜査の強制性、過料制の改正は後からどうにでもなる。重要なことは、政府から独立し、何者にもコントロールを受けない、強力なゲシュタポ三条委員会の設立が、彼らにとっては重要なのである。なぜなら、この法案の成立目的は人権侵害の救済ではなく、日本人全体を対象とした言論弾圧にあるからだ。」

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