構造改革、民営化、市場原理主義の虚妄から、マインドコントロールを解くための参考図書館

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Market and Political Power

まだ、読んではいない。昨日4月30日の日付けで、講談社から、「市場と権力」、副題が、「「改革」に憑かれた経済学者の肖像、と題する単行本が出版された。税別の定価が1900円、334頁の堂々たる単行本である。帯には、経済学者、国会議員、企業経営者の顔を使い分け、”外圧”を利用して郵政民営化など「改革」路線を推し進めた竹中平蔵が次に狙うものは!?と、人名の部分を朱色で大きな活字にしている。

著者は、佐々木実氏で、8年に及ぶ丹念な取材がなされている渾身のノンフィクションとなったことは間違いない。ベストセラーになるかどうかは別にして、小泉・竹中政治と呼ばれた狂った時代の総括として、ご一読を勧める。著者は、廃刊になる直前の月刊現代に、優れた特集記事を掲載していたことで、注目していた。もともと日本経済新聞記者であったが、8年前にやめて、今はフリーランスとなっている。

当方ブログの読書の皆様には、必読の図書としてお勧めしたい。近年にない渾身の傑作である。

左の参考図書館にリンクを貼っておきます。

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