Beautiful Landscape and Tyranny
夕べは悪い夢にうなされた。小樽の美しい町並みを見て、そこで醜悪な部分をも見てしまったからだと思う。オーイと大声を上げて化け物にでも捕まったような声を出してうなされていたようで,家人から大丈夫と声をかけられて目が覚めた。実は、小樽の街には日銀の小樽支店などの美しく立派な建物が立ち並んでいるが、その近くに、戦後に建てたとおぼしき石造りの郵便局がある。遠目には立派な建物で、その写真は一枚とって掲載した。その外見は立派な郵便局が中はボロボロになっているという。つまり、百年以上前の建物、ちゃんと整備をして保存されて立派なホテルやレストランに変身しているが、戦後に建てた建物としての郵便局は(当時は立派に建てたものが)民営化という虚妄の政策で、この10年はまったくメンテナンスや補修が行われず、別の言い方をすると利益を上げるために使い古しをされて立派な建築物がボロぞうきんのようにされていることを知ったからだ。丁寧に保存されてしかも活用されている美しい町並みを見たあげくに、戦後に立派に建てられた局舎の内部の配線などが朽ちようとしているとの悲哀を聞いて、美しい町並み保存とは余りに対称的な話でショックを受けたから、家に戻った夜に、悪魔に追いかけられる夢になって出てしまったようだ。
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