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The Historical Facts

又寒さがぶり返したようだ。午後になってから気温が下がっていった。もう四十年以上の付き合いのあるとあるアメリカ人が来日していたので、二人で日米間の行く末を語り合った。二人とも年をとったから、もう二度と会えなくなるかも知れないと思う気持ちがあって、寒い日であったにもかかわらず、熱い心が通い合って、本当に話し込んでしまった。

①大東亜戦争が終わって、日本が敗北して、六十年以上の平和が続いた。ベトナムやその他のアジアでは武力紛争があったが、日本は直接巻き込まれることはなかった。日本は経済に専念すればよく、軍事や安全保障をアメリカにまかせたような形になっていたが、アメリカの国力が低下している中で、中国と日本とを天秤にかけたような政策をとるようになり、例えば日中間で、日本の肩を持って紛争を解決することには期待が持てないようになった。

②国務長官と国防長官が揃って,千鳥ヶ淵に行ったのは、全くの日本の...理解を欠いていたのではないのか。多くの日本人からすると、靖国には行かないで侮辱されたように思った人も多かったのではないか。だから、安倍総理が靖国を訪問したことは,逆に圧倒的に支持された。アーリントン墓地と靖国神社とは同じようなものだと,誤解してしまったのではないのか。在京のアメリカの情報分析力もおちてしまっているし、日本を理解するアメリカ側の能力も落ちているし、日本側は、ちゃんとアメリカに説明する努力を欠いている。日本人の宗教感覚、英霊に対する畏敬の仕方など、西欧からすれば理解することが困難だから、説明理解をさせる努力が必要である。しかし、経団連なども、アメリカでのロビー活動を著しく低下させているし、ワシントンでは、日本のプレゼンスが全く感じられないようになっている。政治宣伝に,中国や韓国は莫大なカネを使っている。日本はカネ儲けだけだ。

③そうした中で、安倍政権は、靖国参拝を実行したことで、実際には、アジアにおけるこうした力の均衡の変化を明るみに引き出すことに成功したのではないか。

④日本では、中国や韓国の反日の言動は、歴史認識の問題だと受け止められているが、そうではなくて、日本が戦後体制を克服して,実力を貯えながら国力を伸張させて、アジアにおける力のバランスの変化に現実的に対応していることに反発しているのではないか。オバマ政権はアジアシフトと口ではいっていても、何の政策もアジアで成功しているものはない。

⑤不安なことは、オバマ政権が何もしなければしないほど、中国の冒険主義はいよいよ尊大になって、日本と武力衝突を起こしてしまうことになる。つまり、アメリカは、もう介入する意欲がないから、それに乗じて、中国が尖閣あたりに進行する危険性が高まっていると言うのが現実だろう。2月13日に、米軍の情報担当の高官が、昨年の暮れに中国が東支那海で、日本を敵に想定した軍事演習をしたことを明らかにした。尖閣ばかりではなく、南部琉球も中国軍が奪取することを想定したえんしゅうであったと、その米海軍の太平洋艦隊の情報担当の高官は、中国の公開資料によって分析した結論であると述べて、関心を呼んだ。事実、人民解放軍は中国共産党の指揮下にあるとはいえ、共産党の政治的な統制を離れて行動する傾向が強まっている。偶発的?な様相をとりながら、日本を攻撃する可能性があるとして、米軍も、おそらく具体的な対抗措置についての検討を始めた可能性が高い。

⑥オバマ政権と安倍政権とは水と油のような関係だろうし、ベクトルは逆方向だ。安倍政権は保守政権だが、オバマ政権は、ケネディ大使の任用にみられるように、反共和党で、安倍政権などは、日本のティーパーティーぐらいに思っているのかも知れない。しかも親中国の勢力ばかりで、人脈としては、カーター政権の時の人脈が覆いように考えられる。軍事費の削減と言うことで、韓国からの撤退も実現されるかも知れない。オバマ政権には、中国ロビーと韓国ロビーがほとんどで、日本の影響力は何もない。安倍総理の靖国訪問には、Disapppointedと言う表現を使ったが、この英語の表現は余りにも軽い表現で、友達だから残念だというような日本に対する共感に欠けるつきはなしたような表現である。それから、衛藤総理補佐官の発言と,事前のワシントンに行った根回しのことがあったが、発言を撤回したのはダメなやり方であった、むしろ、撤回せずに、ちゃんとオバマ大統領に伝わるようにすべきだった

⑦オバマ大統領が来日するが、それ以前に、日本の主張をちゃんとはっきりさせた方がいい、そうしないと、オバマ大統領は日本に対する理解を謝ってしまう。例えば、安倍政権は、TPPに参加すれば、日米関係がうまく進展すると考えている向きがあるがそんなことはない。TPPと安全保障とは取り引きの対象にならないのだ。集団自衛権のことでも、日本が集団自衛権のことを考えても、アメリカが日本を守る気がないのであれば、何の為の集団自衛権だと言うことになるし、現実にも、集団自衛権が必要だと,米軍などは考えていても、オバマ政権が日本に要求しているわけではない。

⑧アメリカは日本の側について行動することが期待できない。そうであれば、日本は日米関係の中で日本の安全保障を考えるのではなく、本当にグローバルな力のバランスの中で、日本の将来を考るべきだ。

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