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Kuroshio 144

暴走する支那と反支気運の顕在化

 中南海は、支那の共産党の幹部の居住区の代名詞である。北京の紫禁城の西部に隣接する地区で、海ではない。高さ六メートル余の朱い土壁で囲まれ、面積は百万平方メートル、後楽園球場の二十五倍に相当する。正式には本中南海と呼ぶ。紫禁城の西側に中海と南海という二つの人工池があり、池の名前が本来である。北海という池もある。清が北京を都に定めた時に壁がめぐらされ、王朝の御苑が壁の内部に制約されて、西側の広大な平野に胡同(ふーとん)と呼ばれる民家の甍が並ぶようになった。辛亥革命によって清朝が滅亡して中華民国が成立した後、中南海は袁世凱の北洋政府の総統府となり、一九二六年には張作霖の執務場ともなった。北京が北平と名前を改め、国民政府が一九二八年に南京に遷都した後、中南海は公園として一般に開放されたが、共産党は、一九四九年に北平の名称をを北京に戻し、十月の建国以後、中南海を党中央と国務院などの要人の居住区にした。中南海という銘柄の煙草は、北京市にある上海煙草集団の北京巻煙草工場で開発され、鄧小平など要人の喫煙家に供された。甘草などの薬草が含有され独特の匂いがあり、羅布麻草エキスも配合している。羅布麻(ラフーマ)草とは、過酷な乾燥地帯に生育するキョウチクトウ科のバシンクルモン属の野生植物である。ルチンやフラボノイド、ミネラル、繊維質を豊富に含み、紅麻と白麻の二種類があり、紅麻に健康茶として効果があるという。紅麻の高級品は西域の新疆に生産する。日本薬局方に相当する薬典には、解熱利尿、肝臓、精神安定、高血圧、目眩、動悸、不眠に処方するという。中南海煙草は、日本には、東京都中央区八丁堀に本社を置く太豊通商が輸入して販売する。中南海は単なる地名ではなく、クレムリンやホワイトハウスに匹敵する、共産党の権力中枢のありかを表現するが、北海がないのは興味深い。東海も西海も実在せず、中海と南海とだけで共産党の権力を象徴できるのは、意味深である。

 成田を飛び立って、クアラルンプールに向かう飛行機は、ルソン島の南部を横切って南支那海に出る。飛行機の窓からは、次々と環礁が見える。周りが瑠璃色に輝くようにして、潮の満ち干でようやく丸い形を見せて水面に表して姿を見せる。南沙群島の東のヘリを飛行する。今年に入ってから、支那の艦船が、示威活動を繰り返して、実効支配する環礁を埋め立てて、新たな軍事拠点を構築する動きを活発化させた。五月には米軍のP-8ポセイドン哨戒機に対して、支那海軍が退去を命じて軍事的緊張が高まった。五月二六日に、赤瓜礁(ジョンソン南礁)と華陽礁(クアテロン礁)で「船舶の安全な航行を確保するため」の灯台を建設したことを発表し、五月末には人民解放軍の副総参謀長が、シンガポールでのアジア安全保障会議で岩礁埋め立てに関して、埋め立ての目的のひとつが軍事防衛上の必要性を満たすことだと述べ、さらに六月末の記者会見で外交部副報道局長が、「すでに埋め立て作業は完了した」と述べ、そして七月一日にワシントンのシンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)が、ファイアリー・クロス礁の埋め立ての様子を六月二八日に撮影した衛星写真を公開して三千㍍級の滑走路がほぼ完成していると分析した。誘導路や駐機場、二つのヘリポートと十基の衛星アンテナ、レーダー塔等を確認している。日本は、七月下旬に「平成二七年版防衛白書」を閣議了承して、支那が南沙諸島で強行する岩礁のめ立てについて「国際社会から懸念が示されている」と指摘し、「不測の事態を招きかねない危険な行為もみられる」と危機感を示し、公海での航行や飛行の自由が「不当に侵害される状況が生じている」と非難した。同じCSISが八月六日にスビ礁を埋め立てて、幅二百から三百㍍、長さ二千㍍以上の陸地を作り、滑走路が建設されているとした。米国国防総省は八月二十日に「アジア太平洋での海洋安全保障戦略」と題する報告を公表し、支那が二〇一三年末に埋め立てを開始して滑走路や港湾の建設に重点が移していることを指摘した。埋め立てを行ったのは、スビ礁、ファイアリー・クロス礁、クアテロン礁、ミスチーフ礁、ヒューズ礁、ジョンソン南礁、ガベン礁の七つの岩礁と干潮時に砂州が現れるエルダッド礁(安達礁)であり、世界の原油や液化天然ガスの約半分が通過する海の大動脈の南支那海が埋め立て・要塞化され、一気に緊張が高まった。支那は南支那海の西の拠点として巨大な港湾をマレー半島に建設していたが、協力したナジブ政権に巨額の賄賂が渡ったとして、ルッククイースト(日本をみならえ)を提唱した英雄、マハティール元首相がデモの先頭で政権を批判する事態も起きている。マレー人の反支那の機運も急速に顕在化している。タイではバンコク市内のエラワン廟の前で爆弾テロが発生し、反支那勢力の存在を表面化させた。支那は、天津の大事故の直後九月三日に虚構の対日戦勝利軍事パレードを強行したが、日本の敗戦後に傀儡政権として南朝鮮に成立した韓国の大統領と国連事務総長が戦勝国気取りで参列し、陸封勢力お得意の事大・捏造・茶番劇の新たな歴史的一幕を加えた。 (つづく)

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